起業講座② 資金調達とは

資金調達

資金調達というのは、会社が事業活動をするために必要な資金を調達することです。資金調達には様々な方法があり、会社の経営や成長に大きく関与します。「社長の仕事は資金調達である」と私はいつも言っていますが、そのためにはまず

・どのような資金調達の方法があるのか

・資金調達に成功した場合、どのような使い方をするべきなのか

を知る必要があります。

代表的な資金調達の方法

なぜ、資金調達が必要なのか?

資金調達を受けるために必要なことは何か?

起業時や創業時にはもちろん資金調達が必要ですが、どのような会社が資金調達がうまくいくのかというと、当たり前のようですが資金調達ができるために必要な要件を満たしている必要があります。

また、ビジネスがうまく回り始め、会社やビジネスの規模を大きく成長させていきたいときにも、資金調達が必要になる場合があります。

資金調達を受けるために必要なもの、それは「なぜその事業をしたいのか」と「事業計画」と「予実管理」、そして資金調達先への「信頼構築」です。

何かビジネスを始めたい、例えば何かを仕入れて販売するというシンプルなビジネスを始めたいとしましょう。

その場合、いくらで仕入れていくらで売る、ということはもちろん決めると思いますが、「年間トータルでこれだけ売り上げを作り、いくらお金を残していく」というところまで決めずにビジネスを始めるパターンが多いと言われています。

成功者の習慣を紹介する世界ベストセラーのビジネス本である「7つの習慣」にも書かれていますが

終わりを思い描くことから始める

ということができていないと、適切な価格設定ができなかったり、せっかく売り上げても赤字を出してしまったり、最悪の場合黒字倒産してしまったりと、さまざまな弊害が生まれます。

資金調達というのは、起業・創業時は事業計画で行い、創業後は事業計画と予実管理とステークホルダーへの報告で行います。
あなたが出資する側であると考えるとわかりやすいと思いますが

「なんかこれ売ってみたくて適当に仕入れてきて、適当に売ってこようとおもいます!お金貸してください!」という人と

「うちの会社ではこういう事業をやる計画です。なぜこの事業をしたいと思ったかというと、⚪︎⚪︎のためです。決算時には⚪︎⚪︎万円の経常利益を予定してます。その理由として、この⚪︎⚪︎円で仕入れられる商品を単価⚪︎⚪︎円で販売できる市場で販売できるルートを確立し、仮に競合が現れた場合でもプランB、プランCでどちらにしてもこの経常利益になるように事業計画を立てています。この事業を行うために必要な資金があと⚪︎⚪︎万円必要で、融資または出資を受けられたらこの事業をスタートさせることができ、⚪︎年間で全額返済可能です。事業がスタートしたら毎月、売り上げやコスト、利益の推移を月次決算でご報告させていただきます。」

という人とでは、明らかに後者の方にお金を貸したいですよね。

事業の目的がはっきりしていることと、しっかりと事業計画を立てて、予実管理(計画と見比べてみてどうか)、ステークホルダーへの報告を行うことで、さらに大きく事業を拡大していくときにも、応援を受けられやすくなるでしょう。

何度も言いますが、会社が倒産する時は現金がなくなった時です。

資金調達は、会社の命を繋ぐための最強の手段です。

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